もりもとや

柿の歴史

干し柿は縄文時代や弥生時代の遺跡から種が発見されているほど歴史が古い果実です。祭祀に使われていたことも知られています。
元々は渋柿しか無かったのですが、完熟させたり干すことで渋が抜けることを知った事により冬場の大事な糖分の補給源にされていました。鎌倉時代に突然変異種として甘柿が登場しており、江戸時代になると品種改良がされて、今では1000以上の品種があると言われています。
渋柿はそのまま食べることができませんが、先人の知恵により完熟させたり干すことで渋みが抜けて食べる事ができ、また干すことで長期保存が可能になる事が知られていました。

古くからあるドライフルーツ

ドライフルーツと言えばヨーロッパのイメージですが、日本でも古くから作られていたドライフルーツがこの干し柿です。保存性が高くて食べ物が不足する時期の栄養源となるドライフルーツは、水分を抜くことで軽くなり輸送や携帯性が良くなって、旅人の携帯食としても用いられるようになりました。

ここで作っています

わかうまショップのあるかつらぎ町では、メインは平核無（ひらたねなし）柿ですが富有柿も栽培しています。京奈和自動車道ができたことと国道480号鍋谷峠が開通した事によって交通の便がとても良くなり、和歌山市・大阪・奈良（京都）・高野山に行きやすくなりました。なお、かつらぎ西P.A.（下り線：和歌山方面）にはかつらぎ町商工会が運営するアンテナショップもございます。

ここがおススメ！

一般的には渋抜きのために行っている乾燥工程ですが、富有柿を乾燥させても甘さが凝縮してとても美味しい干し柿に仕上がります。とくにヨーグルトとの相性がバツグンで、食物繊維が豊富な柿と組み合わせることで朝食に最適です。

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