絶景のパノラマと100万本のコスモスがお出迎え

コスモス

秋のシーズン時にはコスモスが一面に咲き、展望台からは絶景を見ることができるところです。実は夜もオススメのスポットですよ。

コスモスは旧吉備町・現有田川町の町の花です

コスモスの花
シーズンになるとコスモスが咲き乱れます

海南市と有田川町を分ける長峰山脈にある鷲ヶ峰は標高586.2mの高さの山で、その山頂からは天気のいい日であれば遠く淡路島や四国まで見渡す事ができます。
有田川町は2006年に旧吉備町・旧金屋町・旧清水町が合併してできた町で、1984年(昭和59年)に高速道路が開通してから交通の利便性が良くなりました。旧吉備町の中でもとくにJR藤並駅や有田I.C. の周辺は発展していますが、旧金屋町・旧清水町の地域は過疎化が進んでいます。
コスモスパークと言われるのは、1985年(昭和60年)に旧吉備町が同年に決定した町の花「コスモス」を鷲ヶ峰の山頂に咲かせようと整備したことがきっかけです。この町の花コスモスは、有田川町に変わっても町の花として制定されています。
以前は風車もあったのですが、2014年に老朽化のため撤去されており、今では存在しません。

コスモスの見頃

例年であれば9月の末頃から10月初旬にかけて見頃を迎えますが、気候や台風の影響などによって前後することがあります。コスモスはこのパーク内に100万本植えられていると言われています。初秋の心地よい風が吹き抜けます。
散策は自由に行うことができ、山頂には鷲をイメージした「コスモスと風の館」があります。食事の施設等は無く、自動販売機とトイレのみあります(トイレは駐車場脇にもあります)。
開館日は4月の最終週、5月・7月・8月は毎週、11月の第一週の各週土日祝日のみ、9月・10月は毎日開いています。12月~3月は休館月となっています。

素敵な景色が見られます

和歌山県の朝日・夕日百選のひとつでもあるコスモスパークでは、朝日によってミカン畑が照らされ、夕方には紀伊水道に沈む夕日、夜になると町の北側に有田川が流れる山村の夜景と一日中見ごたえがあります。ほど良い田舎の風景はまさに日本の原風景、原夜景ではないでしょうか。北西方向に目をやると和歌山市街の夜景も見る事ができます。
5月の初旬~中旬にかけては陽春の花である「つつじ」が咲き乱れます。

途中の道路は注意が必要です

鷲ヶ峰コスモスパークの近くは、道幅が非常に狭いところが多くあります。そのため途中に立っている看板にしたがって道路を選ぶことを強くオススメします。

近くの名所

宝来宝来ほぎほぎ神社:宝くじの当選(銭)祈願、開運祈願で知られる、熊本県南阿蘇村に本社のある神社の分社。
姥ヶ滝:8mの高さから流れ落ちる滝。役人から村人を助けるために隠し田を守った老婆の悲しい話がある。
長谷ながたに観音・桜の森公園:4月から6月にかけて、桜・ツツジ・アジサイの咲く公園。シーズンになると多くの人が訪れます。
有田川町鉄道公園・鉄道交流館:2002年まで運行されていた「有田鉄道」の動態保存している記念公園です。

アクセス

和歌山方面からお越しの際は、カーナビによって「海南東I.C.で降りて山道を~」となる場合がありますが、その道は非常に細い道が続くのでオススメできません。なるべく「有田I.C.」で降りて看板通りの道を通ることを強くオススメします。有田I.C.から約30分です。白浜方面からお越しの場合は、「有田南I.C.」で降りてください。