万葉ゆかりの地かつらぎ町


                  背 の 山 に
                   直 に 向 か へ る
                      妹 の 山
                    事 許 せ や も
                       打 橋 渡 す

和歌山県かつらぎ町背の山は、その昔、南海道といわれ、
熊野古道、牟呂の湯〔白浜〕や四国へ通じる道があり
日本書記では幾内の南限といわれています。
 奈良盆地を南下し、橋本真士山を経て
この地へ旅してきた万葉人たちは都に残した、妻や恋人などを
恋しく想い、紀ノ川の船岡山、妹山〔南岸〕、背の山〔北岸〕に想いを重ねて
歌を詠みました。
 この地だけでも15首もの歌が万葉集にのこされている
万葉ゆかりの地なのです。
大和街道の万葉の里 かつらぎ町は    フルーツの楽園
紀ノ川沿いにひかれた万葉の歴史が息づく山里かつらぎ町。
秋は色鮮やかな紅葉とフルーツ狩りを楽しむ観光客で最もにぎわいをみせます。
かつらぎ八景といわれる「丹生都比売神社」は、紅葉の名所として知られ、平安時代から鎌倉時代にかけて高野参詣の表参道だった天野の山里に構える。静かな神域に朱色の太鼓橋と鏡池の風景は趣があり、杉木立を借景にたたずむ本殿を眺めれば、美しい山間の紅葉が色あざやかに広がる。
国道480号線を大阪和泉市方面へと向かえば四郷の里がある。ここは11月に入ると、正月にむけて出荷する串柿が一斉に柿屋につるされ、山肌一帯は朱色の玉のれんで埋め尽くされる。かつらぎ町を代表する秋の風景として、四郷の里もかつらぎ八景に指定されている。
四郷からさらに山を登れば「堀越癪観音」がある。ここは江戸時代から癪の病難にご利益があるとされ、今でも参詣者が絶えない。境内には県の天然記念物に指定されている樹齢350年のさざんかの老樹があり、毎年10月下旬の見ごろには可憐な花を枝いっぱいに咲かせ、美しさの中に風格が漂う。また、堀越癪観音の裏山にはハイキングコースが整備されている。
かつらぎの万葉歌を知りたい方は、下記のホームページまで!!
http://www.katuragi.or.jp/ 観光・名所案内より
TOP
 
ベンケイ食品       和歌山県伊都郡かつらぎ町中飯降295